お久しぶりです、生きてます!
毎日とんでもなく暑いですが皆様いかがお過ごしでしょうか わたしは今司書講習と就活にへろへろになりながら森見登美彦の世界に夢中で入り浸っております
「恋文の技術」で死ぬほど笑いながら虜になってしまい、最近ようやくばたばたと彼の著作に手を出していっているのですがまあ面白くてあたたかくて愉快なこと!
森見さんの本の登場人物というのは、だいたいが偏屈であったり人生を斜に構えて見ていたりしていて、辛口な皮肉と阿呆な空回りの大盤振る舞いを呼吸するようにかましてくれるのですが(※誇張はしていません、たぶん笑)
文体も古風で硬めなのに内容がとんでもなく砕けていて、斜にかまえた言葉の奥底に愉快な人間愛がにじんでいるところがたまらなく好きです。言葉のチョイスのひとつひとつが、俗っぽさと古風な美しさがブレンドされていていいんだなまたこれが。「恋文の技術」と「有頂天家族」は今後ぜひぐいぐい推していきたい所存!
「ペンギンハイウェイ」もほのかなあたたかさと不思議な切なさが後味になってよかったなあ
夜は短し歩けよ乙女も読んで晴れて明石さんラブ勢にもなったことですし(猫ラーメン食べたい)、これから「きつねのはなし」を読むつもりです。今年中に制覇したいなあ森見ワールド!
こんなに更新が稀な、存在感の綱渡りをしている幽霊ブログなのに、過去のつたない記事にいまだに真摯なコメントをいただいていて涙が出ます。一冊の本の感想というものは、とりあえず吐きだしておけば本を介して誰かの胸のうちと化学反応を起こす可能性があるんだから不思議です。ありがたいことだなあ!
当ブログでおそらく一番反応いただいているのが有川さんの「ストーリー・セラー」の感想記事で、たまに「ずいぶん前の記事にコメントしてすみません」って添えてあったりするのですが(気づかいのこまやかな方ですね)
わたしはといえば、感謝と驚きこそあれ迷惑だなんてことは全くありませんので、全然気にしていただかなくて大丈夫です笑
数年前のわたしの言葉が今でも誰かに届いているんだなあと思うとインターネットの妙を感じたりします… 電子の世界は半永久的に残るところがよいですね。それが一番怖い部分でもありますけど…^^▽
ではでは、この幽霊期間に誰かに推したくなったものをそっと並べて仕舞いにしますね!
・輪るピングドラム/アニメ
・ルリユール/本/村山早紀著(本を愛するすべてのひとに)
・言の葉の庭/本/新海誠著(特に映画をご覧になった方にはぜひ読んでほしい!)
・思い出のマーニー/映画(思春期の時期に疎外感やさびしさを感じたことのある女の子には特に見てほしい)(とんでもなく懐かしくて繊細で、苦しいほどに思春期の女の子の物語でした)
・有頂天家族/本/森見登美彦著(うっかりじわりと涙がにじみました。愛すべき愉快で阿呆な毛玉たち!アニメも秀作ですのでぜひ)
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